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研磨式 鎌毛引き

  • 研磨式 鎌毛引き

  • 販売価格

    8,000円(税込)

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    道具を見る力について

    この副尺鎌毛引きを手にした職人へこの毛引きは、使い手を選ぶための道具ではない。
    だが、考えない使い方は選ばない。

    新しく考案された道具を前にして、
    説明が足りない、
    使いにくそうだ、
    従来のほうが分かりやすい、
    そう感じることはあるだろう。

    しかし、
    現物を見て、構造を見て、
    その理由を読み取ろうとしないのであれば、
    それは道具の問題ではない。

    この鎌毛引きは、
    従来の毛引きが内包していた
    「基準を決める操作と、幅を決める操作が干渉する」
    という弱点を、
    使い手の注意や手加減ではなく、構造で解決する
    ために作られている。

    下を先に決め、
    その基準を動かさず、
    その上で次の寸法を決める。

    この順序は、
    説明文を読まなくても、
    構造そのものが示している。

    それが読み取れないとしたら、
    説明が不親切なのではない。
    道具を見る姿勢が鈍っているだけだ。

    名のある古い道具が、
    今なお評価され、探し求められていることを
    否定するつもりはない。

    だが、
    古い道具を尊ぶことと、
    新しい工夫を理解しようとしないことは、
    まったく別の態度である。

    銘や価格に反応し、
    構造を見ようとしなくなったとき、
    職人はすでに
    道具を使っているのではなく、道具に寄りかかっている。

    道具の価値は、
    「慣れているかどうか」では決まらない。

    どんな不便を、
    どんな構造で、
    どう解決しようとしているか。

    それを読み取れるかどうかが、
    職人と名乗れるかどうかの分かれ目だ。

    この毛引きは、
    楽をするための道具ではない。
    考えることを、道具側が要求する道具である。

    考えずに否定するなら、
    この道具は合わない。
    だが、考えようとするなら、
    この道具は多くのことを教える。

    最後に

    道具は、言葉よりも正直だ。
    価値は、構造に刻まれている。

    それを読み取れなくなったとき、
    技も経験も、
    ただの過去になる。

    分からないことは、恥ではない。
    分かろうとしないことが、恥なのだ。
     

     

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