大工道具の中でもノミの種類は実に多くあります。また、この道具を使う職種も多岐にわたります。大工、指物師、家具職、それぞれの仕事に応じ、それに見合う鑿を求めます。
石流は鑿の中では品質の良い鑿になります。鋼は安来の白紙の1号を使用し、柄は本赤樫で、ハカマ、桂は手打ちですので桂に鑢をかける必要もありません。石流の鑿鍛治が精魂込めて造り続け、火花を散らして鉄を叩き、時間をかける当たり前の作業をこなし、そこに込めた技は実用本位の手堅い逸品といえるでしょう。
石流短穂鑿は最初から穂を短く造った鑿です。使う方が鑿はある程度穂が短くなってからの方が使いよいといわれるので、ならば最初から短くすれば良いではないかと造った鑿が短穂鑿です。手作りの仕事とは、使い手の希望するあつらえ品を一本の鑿でも注文があれば造るということです。少ない生産量でもその手間をかけた品物造りをあえて続けます。
鎬追入鑿は形やサイズは面取り追入鑿と同じですが、穂の中央部が高く、切り刃は三角になります。打ち刃物は使い手それぞれの用途や目的に造られています。切れる刃物は使う人が疲れません。
鎬追入鑿は、形やサイズは面取り追入鑿と同じですが、穂の中央部が高く、切り刃は三角になります。打ち刃物は使い手それぞれの用途や目的に造られています。切れる刃物は使う人が疲れません。
全長約165mmという小さな鑿です。使う方は色々で、ただ小さいから使いやすいと言って買い求めていきます。結構売れております。石流というだけで買う方もいらっしゃいます。
全長約165mmという小さな鑿です。使う方は色々で、ただ小さいから使いやすいと言って買い求めていきます。結構売れております。石流の木目というだけで買う方もいらっしゃいます。